EAリテラシー向上

入金ボーナスが有効なEAと不要なEA

入金ボーナスの考え方について

皆さんこんにちは!

今回は、「EAにおける入金ボーナスの考え方について」というテーマでお話したいと思います。

みなさん、入金ボーナスは好きですか?

私は昔は大好きでした。だって、仮に入金100%ボーナスだとすると、10万円入金したら20万円入金したのと同じ証拠金が手に入るんですから。

無償で10万円貰えた気分になるし、実際証拠金をベースに取引ロット数を決めていく場合は、「2倍の早さで資金が増やせる!」と思うとお得感がすごいですよね。

しかし、本当にそうでしょうか?

今回は、ボーナスに対する考え方の結論が私の中でひとつ出ましたので、ご紹介していきたいと思います。

前提として、これは私の個人的な見解であり、絶対に正しいものではございません。

あくまで考え方のひとつとして捉えて頂ければと思いますし、
その中で「こんな考え方もあるんだ!」という新しい気づきを与えることができたら嬉しいです。

また、前提としてここで言及しているボーナスは、クッション機能が備わっている、かつボーナス自体は出金できないものになります。

GemforexやXMTradingなどのボーナスがこれに当たりますね。

それでは、本題に入りましょう!

ボーナスは、EAや運用方法によって「必要なもの」と「不必要なもの」がある。

本題に入る前にまず、ボーナスについての基礎的な仕様についておさらいします。

入金額で10万円、入金ボーナスで10万円を得られ、合計20万円の証拠金があるとします。

損失が出た場合、まずは入金した実際の残高から減っていきます。

そして10万円分の損失が出て残高がゼロになってから、そこからさらに損失が出ると入金ボーナスで補填されていきます。

口座の証拠金がボーナスのみになった場合でも、利益が出ればその利益分は出金することができます。

例)入金額(残高)10万円+ボーナス10万円、証拠金が合計で20万円の場合
残高:10万円、ボーナス:10万円
最初に15万円の損失が出ると、
残高:0円、ボーナス:5万円
そこから12万円の利益が出ると、
残高:12万円、ボーナス:5万円
となり、実際の取引ではトータル3万円の負けですが、ここで出金すれば差し引きで+2万円の利益を得ることができます。

素晴らしい機能ですね。

しかし、ここでお伝えしたいのは「最高の機能!」ということではなく、

残高が0円になって初めてボーナスが意味のあるものになる

ということです。

ボーナスが不必要なEAや運用

では、この前提を踏まえて、ボーナスが不必要なEAや運用とはどんなものでしょうか。

それは

「リスクを限定できるEAを、リスクを限定して運用する場合」

です。

この言葉の指す意味としては、小さな勝ちと負けを繰り返し、ジグザグになりながらも右肩上がりの波形を描くようなEAや運用方法のことです。

先述した通り、ボーナスは残高がゼロになって初めて効力が発揮されるものでした。

では、このEAを運用する際にボーナスの効力が発揮されるのはいつになるでしょう?

100%入金ボーナスの場合、効力が発揮されるのは50%のドローダウンになってからになります。

100万円を入金して、ボーナス込みで証拠金が200万円の口座の場合、100万円の損失が出て初めてボーナスの効果が発揮されます。

ドローダウンが50%を割り込むことは数年動かしてもそうそうあるものではありませんし、何よりロット設定の段階でそこまでドローダウンが起きないようなロットにするのが定石です。

そもそもこのようなコツコツ資金を増やしていく運用で残高がゼロになるような時は、EAの質が悪いか資金管理が悪いどちらかになりますので、ボーナス以前の問題ですし、その考え方だとボーナスは不要ということになります。

ボーナスを有効活用できるEAや運用

では、上記に対して、ボーナスを有効活用できるEAや運用とはどんなものでしょうか。

私は、最もボーナスを有効に活用する運用方法は2パターンあると思っています。

その二つとは、

  1. ナンピン・マーチンゲール・グリッド系の手法を用いたEAの運用

  2. ギャンブル的に高ロットでEAを稼働する運用

です。

順番に見ていきましょう。

1.ナンピン・マーチンゲール・グリッド系の手法を用いたEAの運用

ボーナスを有効的に活用する方法のひとつ目は、
ナンピン・マーチンゲール・グリッド系の手法を用いたEAの運用です。

上記の手法たちは含み損を抱えやすく、一時的に多くの証拠金が必要になることが多いです。

証拠金を増やすことができるボーナス機能と、これらの手法は非常に相性が良いと言えるでしょう。

2.ギャンブル的に高ロットでEAを稼働する運用

ボーナスを有効的に活用する方法のふたつ目は、
ギャンブル的に高ロットでEAを稼働する運用です。

これは、コツコツと少しずつ資金を増やすのではなく、

ハイリスクなロット設定を行い、破綻覚悟で短期間で資金を数倍に増やすことを目的とした運用法です。

具体例を挙げると、勝率80%の単ポジEAで「3回連続でSLにかかったら破綻」といった具合でルールを決め、ロットを設定していきます。

破綻覚悟なので、失ってもショックを受けない資金から初め、複利でロット設定することで爆発的な資金増大を目指します。

破綻前提で運用を行うため、ボーナス機能が利用される可能性が高く、こちらもボーナスの有効な使い方と言えるでしょう。

ボーナスよりも大事なもの

さて、ここまでボーナスが必要なもの、不要なものは何かを説明してきました。

では、ボーナスが不要なEAや運用方法では、それ以外に何を重要視すれば良いのでしょうか。

それはズバリ、スプレッド(手数料)です。

スプレッドがいかに重要なのかについては、以下の記事で実際に検証した結果を見て頂ければ一目瞭然かと思いますので、ぜひご覧下さい。

【検証と考察】 同じEAを3つのブローカーで同時稼働してみた
【検証】同じEAを3つのブローカーで同時稼働したらかなり面白い結果になったみなさんこんにちは! 今回は、同じEAを異なる3つのブローカーで同時稼働してみましたので、結果と考察をしていきます。 総評と...

この記事を見ていただければ、どんなに優秀なEAでもスプレッド次第で勝てないEAとなってしまうことがわかると思います。

基本的に、ボーナスとスプレッドはトレードオフの関係にあります。

ボーナスも豊富でスプレッドも超狭い!という夢のようなブローカーは存在しません。
(あったらこっそり教えてください笑)

豊富なボーナスで人気を博しているGemforexも、他のブローカーと比較すると実はかなりスプレッドが広かったりします。

対して、ExnessやThreeTraderなんかは、スプレッドは非常に狭いですが入金ボーナスのようなキャンペーンはありません。

全てのものは使い用

まとめに入ります。

今回は、ボーナスが必要なもの、そうでないものについて個人的な考えを述べさせて頂きました。

ここで私がお伝えしたかったことは、「このEA・手法が良い悪い」「このブローカーは良い悪い」という善し悪しではなく、

自身が利用するEAや手法によって、最適なブローカーが存在するということです。

昔の私がそうでしたが、ボーナスというものは言葉自体に強いパワーがあり、魅力に感じる人が多いのではないでしょうか。

確かにボーナスはうまく使えば非常に強力な味方になってくれる機能ではありますが、使い方を誤ると思わぬ痛手を喰らうこともあること。ボーナス以外にも重要なことがあるということをお伝えできればと思い、記事を作成致しました。

この記事が皆さんにとって有益なものになれたら嬉しいです。

ではまた!

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今回の記事では、リスクを限定したEA・運用ではボーナスよりもスプレッドの方が大事という私見を述べましたが、私は引き続きGemforexも利用していきます!

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Gemforex無料EAポートフォリオプロジェクト
Gemforex無料EAポートフォリオ チャレンジ!こんにちは! 今回は、以前にツイートしたこちらについての詳細記事になります。 Gemで出品されている398件のEAの中で非ナンピ...

最後までお読みくださり、ありがとうございました!!

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