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【EA-BANK】CROCUS_USDJPY_EBの分析・評価

皆さんこんにちは!

今回はEA-BANKに出品されている

CROCUS_USDJPY_EB

を分析していこうと思います!

今回も有料ツールで独自にバックテストを行い、性能を分析・評価をしていきます!

CROCUS_USDJPY_EBとは?

日本時間の早朝にエントリーするスキャルピングEAです。

いわゆる朝スキャという手法ですね。

朝スキャは0時にのみエントリーするものもありますが、

こちらのEAはMT4時間18時〜翌2時と、

朝スキャと呼ばれるカテゴリの中では比較的幅広い時間にエントリーするタイプのようです。

EA-BANKにはこちらのUSDJPY版の他にEURJPY版もありますので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください^^

CROCUS_USDJPY_EBの出品ページ:https://ea-bank.com/tradery/ea1242/

公式フォワード


上記は2020年6月からのフォワード実績です。

一時ガクッと落ちるような箇所がありますが、直近は大きく利益を伸ばしプラス圏に戻っています。

バックテスト概要

ここからは、バックテストの結果からより詳細な分析に入ります!

今回も、最もリアルと近い性能が出る有料ツール(TDS)を用いて検証していきます!

TDSとは?
TDS(TickDataSuite)は有料のバックテストツールです。
通常のバックテストではできない変動するスプレッドスリッページ取引手数料を設定することができ、
最も精度の高いバックテストを行うことができます。

基本設定

バックテストの基本設定は以下の表の通りです。

ロット数は単利0.1Lot固定としています。
推奨ロットが各EAのパラメータにはデフォルト設定されていますが、
比較がしやすいよう全EA同一ロットで設定します。

また、利用ブローカーはEA-BANKで最も取引環境が良いThreeTrader raw口座を想定。

ThreeTraderに環境を近似させるためにスプレッドに補正をかけることもできるのですが、

昨今ThreeTraderのスプレッドが以前よりも不安定に上下することが多いと感じており、
それを踏まえて今回はマイナス補正をかけずにバックテストを行っていきます。

それぞれの平均スプレッド。
ThreeTraderの方がスプレッドは小さいが今回はあえて補正はかけない。
バックテスト環境は緩いよりかは厳しい方が良いですからね^^

また、ThreeTrader Raw口座は外付けで往復手数料が0.1Lotあたり40円かかるため、そちらも設定します。

バックテスト結果&分析

それでは、バックテストした結果を分析していきます。

バックテスト結果をQuantAnalyzerという分析ツールに読み込み、結果を見ていきます。

サマリ

画像はドル($)表記となっていますが、全て円(¥)の数値です。
ツールの仕様でドル表記されてしまっているので、読み替えてください。

RF(リカバリーファクター)

RF(リカバリーファクター)は21.68でした。

RFとは?
総利益と総損失の比率。
この値が大きいほど、小さなリスクで大きなリターンを見込むことができます。

746,509円(純益) ÷ 34,434円(最大DD) = 21.68(RF

つまり、このEAはリスク”1″に対して

“約21倍”のリターンが見込めるということになります。

一般的にRFが10以上だと優秀なEAと言われています。

損益レシオ

損益レシオは0.58でした。

損益レシオとは?
(平均利益÷平均損失)の値。
”1.0″より大きいほど損小利大傾向が強く、”1.0″より小さいほどコツドカ傾向が強くなります。
あくまでEAの特性を測る指標であり、この値が大きければ良い、小さければ悪いというものではありません。

なので、このEAはコツドカ傾向にあるEAと言えるでしょう。

取引回数

取引回数は2755でした。

本バックテストは約15年9ヶ月の期間で実施しているので、

年間平均に直すと約174回になります。

なので、1週間に平均3回ほどトレードするものと思っておけば良いでしょう。

最大DDと推奨ロット

最大DDは34,434円でした。

DD(ドローダウン)とは?
資金が過去最高額からどの程度減ったのかを表した数値であり、
最大ドローダウンとはその中で最も減額した際の数値を表します。

なので、このEAを単体で稼働するのであれば、

18万円につき0.1Lot、余裕を持った運用をするならば27万円につき0.1Lot

で稼働するのが良いでしょう。

また、0.1Lotで稼働した場合の年間平均利益は

47,148円になります。

月別収支

上の画像は月別収支の一覧表になります。

15年間で年単位でのマイナスは2021年のみでした。

月間の勝率も71%超えと安定しています。

損益グラフと停滞期間

上の画像は本EAの損益グラフになります。

グラフを見ると、今年前半に停滞期間がありましたがその後最高益を更新していることが分かります。

停滞期間は赤い縦線が入っている部分で、

268日間となります。

停滞期間とは?
過去最高益を記録してから、次にその最高益を更新するまでの期間のこと。
通常300~400日間のEAが多い。

そのため、本EAは停滞期間がやや短いEAと言えるでしょう。

モンテカルロ分析

続いて、モンテカルロ分析の結果を見ていきます。

モンテカルロ分析とは?
超ざっくり説明すると、過去のトレードをランダムに入れ替えすることによって、EAの未来の優位性を予測する方法です。
いい説明記事ないかなーと探していたらちょうどEA-BANKからわかりやすい説明が出ていたので、気になった方は以下の記事を参考にしてください^^
takahのEA開発ばなし・その3 EAの堅牢性を考える

また、グラフを見るとこれからの成績も横ばい〜右肩上がりとなっていきそうなことがわかります。

EA-BANKにリリースされた2020.6.17以降の結果を見ると若干停滞気味ですが、

赤枠の予測の範囲に収まっていることが分かります。

その他特記事項

エントリー時間

エントリーはMT4時間18時〜翌2時台に行われるようです。

朝スキャと呼ばれる手法の中では比較的広い時間にエントリーするようですね。

ポジション保有時間

ポジション保有時間と損益の関係を見ると、

ほとんどのトレードが半日以内に決済されています。

金曜日深夜にポジションを持つこともあり、その場合は翌週にポジションが持ち越されることもあるようです。

SLは60pipsと、比較的狭く設定されています。

片側2ポジション持つことがある点には注意が必要です。

まとめ

  • USDJPYの朝スキャEA
  • 一般的な朝スキャよりもエントリーの時間帯は広め
  • SLは60pipsと限定されている
  • ポジションはほとんどが半日以内で決済

そんなCROCUS_USDJPY_EBはEA-BANKにて無料で利用できます!

 

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EA-BANKは他のEAも含め上限なく全てを無料で利用することができ、
EA参入者にはこれ以上ない環境だと思います。

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本記事でみなさまのトレードライフが少しでも豊かになれば嬉しいです^^

ではまた!

 

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