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【EA-BANK】Lys Blanc CHFJPY EBの分析・評価

皆さんこんにちは!

今回はEA-BANKに出品されている

Lys Blanc CHFJPY EB

を分析していこうと思います!

今回も有料ツールで独自にバックテストを行い、性能を分析・評価をしていきます!

Lys Blanc CHFJPY EBとは?

CHFJPYで稼働する朝スキャEAです。

エントリーはMT4時間の20:00~4:00の間に行われ、スプレッドが広がりやすい0時台のエントリーは行わない仕様になっています。

MT4時間0時台付近はどのブローカーもスプレッドが大きく拡大します。
拡大幅はブローカー毎に異なるため、バックテストで同様の環境を再現することが難しく、0時台のエントリーが多いEAほどリアルとBTの乖離が起きやすい傾向があります。

本EAは0時台はエントリーを行わない設計になっているため、バックテストとの乖離が起きづらい朝スキャだと言えます。

ポジションは最大6つまで同時に持ち、最大SLが80pipsのため、

最大480pipsの損失が一度に出る可能性があります。

ロット管理には十分注意しましょう!

Lys Blanc CHFJPY EBの出品ページ:https://ea-bank.com/Wily-FX/ea1381/

公式フォワード

上記は2021年5月からのフォワード実績です。

計測初めから順調に利益を上げているようです^^

バックテスト概要

ここからは、バックテストの結果からより詳細な分析に入ります!

今回も、最もリアルと近い性能が出る有料ツール(TDS)を用いて検証していきます!

TDSとは?
TDS(TickDataSuite)は有料のバックテストツールです。
通常のバックテストではできない変動するスプレッドスリッページ取引手数料を設定することができ、
最も精度の高いバックテストを行うことができます。

基本設定

バックテストの基本設定は以下の表の通りです。

ロット数は単利0.1Lot固定としています。
推奨ロットが各EAのパラメータにはデフォルト設定されていますが、
比較がしやすいよう全EA同一ロットで設定します。

また、利用ブローカーはEA-BANKで最も取引環境が良いThreeTrader raw口座を想定。

ThreeTraderに環境を近似させるためにスプレッドに補正をかけることもできるのですが、

昨今ThreeTraderのスプレッドが以前よりも不安定に上下することが多いと感じており、
それを踏まえて今回はマイナス補正をかけずにバックテストを行っていきます。

それぞれの平均スプレッド。 ThreeTraderの方がスプレッドは小さいが今回はあえて補正はかけない。
バックテスト環境は緩いよりかは厳しい方が良いですからね^^

また、ThreeTrader Raw口座は外付けで往復手数料が0.1Lotあたり40円かかるため、そちらも設定します。

バックテスト結果&分析

それでは、バックテストした結果を分析していきます。

バックテスト結果をQuantAnalyzerという分析ツールに読み込み、結果を見ていきます。

サマリ

画像はドル($)表記となっていますが、全て円(¥)の数値です。
ツールの仕様でドル表記されてしまっているので、読み替えてください。

RF(リカバリーファクター)

RF(リカバリーファクター)は23.95でした。

RFとは?
総利益と総損失の比率。
この値が大きいほど、小さなリスクで大きなリターンを見込むことができます。

2,077,951円(純益) ÷ 86,754円(最大DD) = 23.95(RF

つまり、このEAはリスク”1″に対して

“約24倍”のリターンが見込めるということになります。

一般的にRFが10以上だと優秀なEAと言われています。

損益レシオ

損益レシオは0.7でした。

損益レシオとは?
(平均利益÷平均損失)の値。
”1.0″より大きいほど損小利大傾向が強く、”1.0″より小さいほどコツドカ傾向が強くなります。
あくまでEAの特性を測る指標であり、この値が大きければ良い、小さければ悪いというものではありません。

なので、このEAはややコツドカ傾向にあるEAと言えるでしょう。

取引回数

取引回数は6362でした。

本バックテストは約15年9ヶ月の期間で実施しているので、

年間平均に直すと約403回になります。

なので、1週間に平均8回ほどトレードするものと思っておけば良いでしょう。

最大DDと推奨ロット

最大DDは86,754円でした。

DD(ドローダウン)とは?
資金が過去最高額からどの程度減ったのかを表した数値であり、
最大ドローダウンとはその中で最も減額した際の数値を表します。

なので、このEAを単体で稼働するのであれば、

18万円につき0.1Lot、余裕を持った運用をするならば27万円につき0.1Lot

で稼働するのが良いでしょう。

また、0.1Lotで稼働した場合の年間平均利益は

131,239円になります。

月別収支

上の画像は月別収支の一覧表になります。

15年間で年単位でのマイナスの年は一度もありませんでした。

月間の勝率も79%超えと非常に安定しています^^

損益グラフと停滞期間

上の画像は本EAの損益グラフになります。

グラフを見ると、2007年の計測開始から通して綺麗な右肩上がりとなっています。

停滞期間は赤い縦線が入っている部分で、

204日間となります。

停滞期間とは?
過去最高益を記録してから、次にその最高益を更新するまでの期間のこと。
通常300~400日間のEAが多い。

そのため、本EAは停滞期間が短いEAと言えるでしょう。

モンテカルロ分析

続いて、モンテカルロ分析の結果を見ていきます。

モンテカルロ分析とは?
超ざっくり説明すると、過去のトレードをランダムに入れ替えすることによって、EAの未来の優位性を予測する方法です。
いい説明記事ないかなーと探していたらちょうどEA-BANKからわかりやすい説明が出ていたので、気になった方は以下の記事を参考にしてください^^
takahのEA開発ばなし・その3 EAの堅牢性を考える

また、グラフを見るとこれからの成績も横ばい〜右肩上がりとなっていきそうなことがわかります。

EA-BANKにリリースされた2021.5.7以降の結果を見ると、赤枠の予測の下限付近ではありますが、

予測の範囲内に収まっていることが分かります。

その他特記事項

エントリー時間

エントリーはMT4時間20時〜翌4時に行われます。

朝スキャと呼ばれる手法の中では比較的幅広い時間にエントリーするようですね。

先述の通り、0時台にはエントリーを行っていないことがわかります。

ポジション保有時間

ポジション保有時間と損益の関係を見ると、

ほとんどのトレードが半日以内に決済されています。

金曜日深夜にポジションを持つこともあり、その場合は翌週にポジションが持ち越されることもあるようです。

まとめ

  • CHFJPYの朝スキャEA
  • 一般的な朝スキャよりもエントリーの時間帯は広め
  • スプレッドが広がる0時台にはエントリーしない
  • 年単位負けなしで月間勝率も高め
  • 最大6つのポジションを同時に保有
  • 一度のドカン負けに注意!

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EA参入者にはこれ以上ない環境だと思います。

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本記事でみなさまのトレードライフが少しでも豊かになれば嬉しいです^^

ではまた!

 

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