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【EA-BANK】TokyoFixing USDJPY ebの分析・評価

皆さんこんにちは!

今回はEA-BANKのEA分析第六弾として

Tokyo Fixing USDJPY eb

を分析していこうと思います!

今回も有料ツールで独自にバックテストを行い、性能を分析・評価をしていきます!

Tokyo Fixing USDJPY ebとは?

ドル円の中値アノマリーEAです。

日本時間9:55の中値前後の実需に着目し買い・売りを仕掛けていきます。

中値アノマリー系のEAはゴトー日・金曜日など決まった日のみトレードするスタイルのものも多いですが、

このEAは条件が合えば毎日トレードを行います。

Tokyo Fixing USDJPY ebの出品ページ:https://ea-bank.com/i_trade/ea1490/

エントリーイメージ

9:55の前後で買い・売りエントリー

公式フォワード


上記は2022年3月からのフォワード実績です。

プラス圏ですが直近はやや横ばいになっているようです。

バックテスト概要

ここからは、バックテストの結果からより詳細な分析に入ります!

今回も、最もリアルと近い性能が出る有料ツール(TDS)を用いて検証していきます!

TDSとは?
TDS(TickDataSuite)は有料のバックテストツールです。
通常のバックテストではできない変動するスプレッドスリッページ取引手数料を設定することができ、
最も精度の高いバックテストを行うことができます。

基本設定

バックテストの基本設定は以下の表の通りです。

BT概要
ロット数は単利0.1Lot固定としています。
推奨ロットが各EAのパラメータにはデフォルト設定されていますが、
比較がしやすいよう全EA同一ロットで設定します。

また、利用ブローカーはEA-BANKで最も取引環境が良いThreeTrader raw口座を想定。

ThreeTraderに環境を近似させるためにスプレッドに補正をかけることもできるのですが、

昨今ThreeTraderのスプレッドが以前よりも不安定に上下することが多いと感じており、
それを踏まえて今回はマイナス補正をかけずにバックテストを行っていきます。

それぞれの平均スプレッド。
ThreeTraderの方がスプレッドは小さいが今回はあえて補正はかけない。
バックテスト環境は緩いよりかは厳しい方が良いですからね^^

また、ThreeTrader Raw口座は外付けで往復手数料が0.1Lotあたり40円かかるため、そちらも設定します。

バックテスト結果&分析

それでは、バックテストした結果を分析していきます。

バックテスト結果をQuantAnalyzerという分析ツールに読み込み、結果を見ていきます。

サマリ

画像はドル($)表記となっていますが、全て円(¥)の数値です。
ツールの仕様でドル表記されてしまっているので、読み替えてください。

RF(リカバリーファクター)

RF(リカバリーファクター)は23.18でした。

RFとは?
総利益と総損失の比率。
この値が大きいほど、小さなリスクで大きなリターンを見込むことができます。

1,514,338円(純益) ÷ 65,327円(最大DD) = 23.18(RF

つまり、このEAはリスク”1″に対して

“約23倍”のリターンが見込めるということになります。

一般的にRFが10以上だと優秀なEAと言われています。

損益レシオ

損益レシオは1.02でした。

損益レシオとは?
(平均利益÷平均損失)の値。
”1.0″より大きいほど損小利大傾向が強く、”1.0″より小さいほどコツドカ傾向が強くなります。
あくまでEAの特性を測る指標であり、この値が大きければ良い、小さければ悪いというものではありません。

なので、このEAはリスクリターンがほぼ1:1と言えるでしょう。

取引回数

取引回数は4277でした。

本バックテストは約15年9ヶ月の期間で実施しているので、

年間平均に直すと約271回になります。

なので、1週間に平均5回ほどトレードするものと思っておけば良いでしょう。

最大DDと推奨ロット

最大DDは65,327でした。

DD(ドローダウン)とは?
資金が過去最高額からどの程度減ったのかを表した数値であり、
最大ドローダウンとはその中で最も減額した際の数値を表します。

なので、このEAを単体で稼働するのであれば、

13万円につき0.1Lot、余裕を持った運用をするならば20万円につき0.1Lot

で稼働するのが良いでしょう。

また、0.1Lotで稼働した場合の年間平均利益は

95,642円になります。

月別収支

上の画像は月別収支の一覧表になります。

計測当初の2007,2008年こそマイナスですが、その後は全てプラス着地。

月間の勝率は約83%超えと、月別に見ても非常に安定しております。

損益グラフと停滞期間

上の画像は本EAの損益グラフになります。

このグラフから、直近の相場でもしっかりと利益を出していることがわかります。

停滞期間は赤い縦線が入っている部分で、

788日間となります。

停滞期間とは?
過去最高益を記録してから、次にその最高益を更新するまでの期間のこと。
通常300~400日間のEAが多い。

そのため、本EAは停滞期間が長いEAと言えるでしょう。

モンテカルロ分析

続いて、モンテカルロ分析の結果を見ていきます。

モンテカルロ分析とは?
超ざっくり説明すると、過去のトレードをランダムに入れ替えすることによって、EAの未来の優位性を予測する方法です。
いい説明記事ないかなーと探していたらちょうどEA-BANKからわかりやすい説明が出ていたので、気になった方は以下の記事を参考にしてください^^
takahのEA開発ばなし・その3 EAの堅牢性を考える

また、グラフを見るとこれからの成績も横ばい〜右肩上がりとなっていきそうなことがわかります。

EA-BANKにリリースされた2022.03.09以降の結果を見ても、

赤枠の予測の範囲に収まっています。

その他特記事項

エントリー時間

エントリーは日本時間深夜と朝方に行われるようです。

どの時間帯もマイナス収支をプラス収支が上回っていることがわかります。

ポジション保有時間

ポジション保有時間と損益の関係を見ると、

数時間以内で時間決済が行われている一方で、2日間以上ポジションを保持することもあるようです。

中値アノマリーのEAにしては珍しいですね

数時間〜2日後までの間がぽっかり空いていることから、

金曜日の夜にエントリーを行い、そのまま月曜日に持ち越しするポジションがあることがわかります。

TP/SL共に100pipsにも関わらずそれ以上の利益、損失が起きていることから、

早朝の窓あけやスプレッド拡大の影響を受けていることがわかります。

設定した損切り幅以上の損失を出したくない場合は、金曜夜のエントリーまでにEAを止めると回避することができそうです^^

また、頻度は多くないですがSL幅は広いためドカン負けには注意が必要です。

まとめ

  • 高収益低ドローダウン
  • 15年間で年単位の負けは2007年と2008年のみ
  • 中値EAでは珍しく24時間以上保有するポジションもあり
  • SLは広いためドカン負けに注意

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EA参入者にはこれ以上ない環境だと思います。

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本記事でみなさまのトレードライフが少しでも豊かになれば嬉しいです^^

ではまた!

 

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