皆さんこんにちは!
myEAToolBoxのEAには下の画像のように「ロットコントロール設定パラメータ」が付いているものがあります。
今回は、この機能の目的と活用方法を紹介していきます‼
この機能を利用することで、
- ドローダウン期間の短縮
- 単一ロットよりも効率的な資金増大
が期待できますので、ぜひ活用していってもらえればと思います^^
ロットコントロール機能ってなに?
ロットコントロール機能がどんなものかを簡単に説明すると、
最大証拠金から一定以上のドローダウンが発生した時に、
EAのロットを増やしていく手法です。
ロットコントロール機能は何のためにある?
なぜロットコントロール機能というものを実装しているか。
それは
ドローダウン期間を短くするため
になります。
なぜドローダウン期間が短くなるのかは、一般的なギャンブルの資金管理法を学ぶと理解が早いと思います。
詳しく学びたい方は「マーチンゲール法」「ダランベール法」などでググって見ると、ベットする金額のコントロールによりドローダウン期間が短くなる仕組みが理解できると思います!
EAを稼働し始めてから運悪くいきなり不調期が始まってしまい、3ヶ月、6か月経っても中々復調しない…
そのEAが長期的に見れば優秀だと分かっていたとしても、ドローダウン期間が長いとどうしても使う気がなくなってくるのが人間の心理だと思います。
なので、ロットコントロールをうまく行うことで
・ドローダウン時には”緩やか”にロットを上げていき
・ロット増加によるメンタル的な負担を極力抑えながら
・ドローダウン期間も短くする
そんな良いとこ取りを目指して、このロット管理機能を搭載しました!!^^
使い方の説明
用意されているパラメータは3つです。
- ロットコントロールON/OFF
- 1ロットいくらにつき ※固定金額計算用
- 何%につき ※固定比率計算用
①ロットコントロールON/OFF
ロットコントロール機能を利用するかどうかを選択できます。
機能を利用したい場合はtrueを、利用しない場合はfalseを選択してください。
②1ロットいくらにつき ※固定金額計算用
このパラメータは単利運用の場合に利用します。
具体的には、パラメータ「複利ON/OFF」がfalse(複利OFF)だとこの値を利用します。
画像の設定では、「1ロットいくらにつき」パラメータには“80000”が入っています。
この時、ロットを1ロットに設定した場合、最大証拠金から8万円のドローダウンが起きるとロットを1.1倍します。
その後は16万円のDDで1.2倍、24万円のDDで1.3倍…としていきます。
ロット別パターン例
・0.5ロットで設定した場合は、1ロットの半分なので8万円÷2=4万円のドローダウンが起きるとロットを1.1倍します。
・0.1ロットで設定した場合は、1ロットの1/10なので8万円÷10=8千円のドローダウンが起きるとロットを1.1倍します。
この辺りはバックテストのビジュアルモードを見ながらロットを確認してもらえば
イメージが掴みやすいかなと思います👍
③何%につき ※固定比率計算用
このパラメータは複利運用の場合に利用します。
具体的には、パラメータ「複利ON/OFF」がtrue(複利ON)だとこの値を利用します。
画像の設定では、「何%につき」パラメータには“5”が入っています。
この時、最大証拠金から5%のドローダウンが起きるとロットを1.1倍します。
その後は10%のDDで1.2倍、15%のDDで1.3倍…としていきます。
具体例
・証拠金90万円で稼働開始
⇒利益が出て100万円に
⇒損失が出て95万円に
証拠金のMAX値から5%減ったので、ロットを1.1倍に
こんな感じです^^
これも、実際にバックテストでロットの推移を見てイメージを掴んでみて下さい^^
補足
DDが設定値に到達したらいきなりロットが1ロット⇒1.1ロットに飛ぶのではなく、
間のロットも刻んでいきます。
具体例
◆単利運用で1.0ロットで稼働した場合、8万円のDDで1.1倍。
このとき、DDが8千円に到達したタイミングでロットは1.01になります。
16,000円で1.02ロット、32,000円で1.03ロット…
80,000円で1.1ロットになります。
◆複利運用で100万円から95万円になった場合、5%のDDで1.1倍。
単利の例と同じく、DDが0.5%に到達したタイミングでロットは1.01になります。
1%で1.02ロット、1.5%で1.03ロット…
5%で1.1ロットになります。
この機能が、あなたの資産形成の一助になると嬉しいです^^