EA-BANK無料EA分析

【EA-BANK】Aria-GBPUSD_EBの分析・評価

皆さんこんにちは!

今回はEA-BANKのEA分析第三弾として

Aria-GBPUSD_EB

を分析していこうと思います!

今回も有料ツールで独自にバックテストを行い、性能を分析・評価をしていきます!

Aria-GBPUSD_EBとは?

上位足と同じ方向へ順張りを行うスキャル・デイトレ型のEAになります。

エントリーは24時間行われ、ポジションは数時間以内に決済されることが多いのが特徴です。

Aria-GBPUSD_EBの出品ページ:https://ea-bank.com/kow/ea1407/

エントリーイメージ

押し目をつけたところでトレンド方向への順張り。
利益は大きく伸ばすのではなく、取れる幅を確実に取る戦略のようです。

公式フォワード


上記は2021年9月からのフォワード実績です。

綺麗な右肩上がりになっていますね^^

バックテスト概要

ここからは、バックテストの結果からより詳細な分析に入ります!

今回も、最もリアルと近い性能が出る有料ツール(TDS)を用いて検証していきます!

TDSとは?
TDS(TickDataSuite)は有料のバックテストツールです。
通常のバックテストではできない変動するスプレッドスリッページ取引手数料を設定することができ、
最も精度の高いバックテストを行うことができます。

基本設定

バックテストの基本設定は以下の表の通りです。

BT概要
ロット数は単利0.1Lot固定としています。
推奨ロットが各EAのパラメータにはデフォルト設定されていますが、
比較がしやすいよう全EA同一ロットで設定します。

また、利用ブローカーはEA-BANKで最も取引環境が良いThreeTrader raw口座を想定。

ThreeTraderに環境を近似させるためにスプレッドに補正をかけることもできるのですが、

昨今ThreeTraderのスプレッドが以前よりも不安定に上下することが多いと感じており、
それを踏まえて今回はマイナス補正をかけずにバックテストを行っていきます。

それぞれの平均スプレッド。
ThreeTraderの方がスプレッドは小さいが今回はあえて補正はかけない。
バックテスト環境は緩いよりかは厳しい方が良いですからね^^

また、ThreeTrader Raw口座は外付けで往復手数料が0.1Lotあたり40円かかるため、そちらも設定します。

バックテスト結果&分析

それでは、バックテストした結果を分析していきます。

バックテスト結果をQuantAnalyzerという分析ツールに読み込み、結果を見ていきます。

サマリ

画像はドル($)表記となっていますが、全て円(¥)の数値です。
ツールの仕様でドル表記されてしまっているので、読み替えてください。

RF(リカバリーファクター)

RF(リカバリーファクター)は12.76でした。

RFとは?
総利益と総損失の比率。
この値が大きいほど、小さなリスクで大きなリターンを見込むことができます。

892,737円(純益) ÷ 69,960円(最大DD) = 12.76(RF

つまり、このEAはリスク”1″に対して

“約12倍”のリターンが見込めるということになります。

一般的にRFが10以上だと優秀なEAと言われています。

損益レシオ

損益レシオは0.65でした。

損益レシオとは?
(平均利益÷平均損失)の値。
”1.0″より大きいほど損小利大傾向が強く、”1.0″より小さいほどコツドカ傾向が強くなります。
あくまでEAの特性を測る指標であり、この値が大きければ良い、小さければ悪いというものではありません。

なので、このEAはややコツドカ傾向にあるEAと言えるでしょう。

取引回数

取引回数は2598でした。

本バックテストは約15年9ヶ月の期間で実施しているので、

年間平均に直すと約165回になります。

なので、1週間に平均3回ほどトレードするものと思っておけば良いでしょう。

最大DDと推奨ロット

最大DDは69,960でした。

DD(ドローダウン)とは?
資金が過去最高額からどの程度減ったのかを表した数値であり、
最大ドローダウンとはその中で最も減額した際の数値を表します。

なので、このEAを単体で稼働するのであれば、

14万円につき0.1Lot、余裕を持った運用をするならば21万円につき0.1Lot

で稼働するのが良いでしょう。

また、0.1Lotで稼働した場合の年間平均利益は

56,676円になります。

月別収支

上の画像は月別収支の一覧表になります。

15年間で年単位でのマイナスは2017年と2019年のみ、

月間の勝率は約66%となっております。

損益グラフと停滞期間

上の画像は本EAの損益グラフになります。

このグラフから、直近の相場でもしっかりと利益を出していることがわかります。

停滞期間は赤い縦線が入っている部分で、

1190日間となります。

停滞期間とは?
過去最高益を記録してから、次にその最高益を更新するまでの期間のこと。
通常300~400日間のEAが多い。

そのため、本EAは停滞期間が長いEAと言えるでしょう。

モンテカルロ分析

続いて、モンテカルロ分析の結果を見ていきます。

モンテカルロ分析とは?
超ざっくり説明すると、過去のトレードをランダムに入れ替えすることによって、EAの未来の優位性を予測する方法です。
いい説明記事ないかなーと探していたらちょうどEA-BANKからわかりやすい説明が出ていたので、気になった方は以下の記事を参考にしてください^^
takahのEA開発ばなし・その3 EAの堅牢性を考える

95%の結果はこのようになりました。

また、グラフを見るとこれからの成績も横ばい〜右肩上がりとなっていきそうなことがわかります。

EA-BANKにリリースされた2021.09.09以降の結果を見ても、

赤枠の予測の範囲に収まっています。

その他特記事項

エントリー時間

エントリーは24時間行われるようです。

中でも、日本時間の朝のエントリーが多く、ロンドン〜NY市場は少ない傾向にあります。

ポジション保有時間

ポジション保有時間と損益の関係を見ると、

ほとんどのトレードが12時間以内に決済されています。

また、頻度は多くないですがフルSLも時々あるようですね。

まとめ

  • 高収益低ドローダウン
  • 15年間で年単位の負けは2017年と2019年のみ
  • ポジションはほとんどが12時間以内に決済
  • SLが130pipsと少し広めなためドカン負けに注意

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EA参入者にはこれ以上ない環境だと思います。

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本記事でみなさまのトレードライフが少しでも豊かになれば嬉しいです^^

ではまた!

 

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